masakiが描く未来の多様性と希望的観測
masakiは2018年の3月にアート活動を開始しました。
どうして絵を始めたのか、どんなコンセプトで描いているのか紹介します。
絵を始めたきっかけ
私の家には10枚のキャンバスがありました。
友人にもらって以来眠らせていたもので、サイズは一番小さいF0サイズ( 180 × 140cm )。
いつか一緒にデザインフェスタに出典しようという話をしていましたが、それから三年近く過ぎても私は何一つ作品を制作していませんでした。
なぜなら当時は写実的な作品に対してのこだわりがありながら、その能力がないしそれでしか自分の表現活動ができないと思っていたからです。
それでもうこれまでのこだわりは捨ててオリジナルの作品を描くことにしたのです。
衝動的に始めたのは正反対の抽象画でした。
なぜ抽象画を描くのか
抽象画とは文字通り抽象的な絵です。
見ただけで何が書いてあるということはありません。
人物も建物も動物も自然もありません。
ただ自分でやってみてわかったことですが、抽象画は思考や感情がダイレクトに表現できる技法です。
また見る人によって色々な解釈ができます。
香港人女性がある作品に「深い森にいるような気になる」というようなコメントをしてくれたことがあります。
私は全く意図していなかったので、新鮮な気分でした。
衝動的に始めたものですが、どんどん抽象画の魅力にハマり今も創作を続けています。
作品のテーマ
[ EVO ] [ diversity ]
EVOはevolutionの略称です。
diversityは多様性という意味。
20代から今まで興味を持って読んでいたのは脳科学系の本でした。
この先の未来は人間よりも人工知能の方が賢くなり新しい世界になる。
技術革新によってこれまでの不治の病が無くなり、精神的疾患がある人も、LGBTや身体に障害がある方も、社会的な弱者も強者もみんな多様性として生きる世界。
そんなことを考えています。
未来の希望的観測を描いています。
創作スタイル
創作スタイルはオートマティスムに近いです。
オートマティスム
自動記述といわれるもの。美的基準、倫理基準を用いないで思ったままを純粋に心の動きそのままを記述していく方法。のちに、抽象表現主義(アブストラクト・エクスプレッショニズム)へと伝わる。
作品に対する思考を行いながら、情報を集めたあと、無意識を使って創作します。
出来上がるものは自分自身でも予測できません。
作品制作に対する姿勢
これまで歴史に名を残しているアーティストは革新的な作品を残してきました。
これまであったものよりも革新性、独自性がある物にしたいので常に実験することにしています。
最初はキャンバスにアクリルと絵の具を使っていましたが、それを燃やすカッターで切りつける、完全に切り落とすことを経てデジタルに行き着きました。
これまで使ってきた主なツールです。
今はこれらを使ってどういうアートが創れるか考えています。
最後に
記事を読んでいただきありがとうございました。
今回はmasakiのアートを紹介しました。
このブログでは他に21世紀、20世紀のアーティストを中心に紹介していきます。
興味はあるけどわからないという方は見に来てください。
それではさようなら。